咳をしてももう一人

ＭＷ、それを手にしたものが運命を選べる…
とか言ってるけど、賀来に関しては運命を選ぶ気なんか全くないだろ…と思うし（一瞬手にしてたけど心中を選んでたもの）、破壊か祈りかっつっても全然祈ってないのでおもしろいです。
結城のことばっか考えることが祈りならば、めっちゃ祈っちゃってるけどさー。教会で合掌しながらも、普通に結城のことしか考えてない気がする。結城と平穏に暮らせるように祈る…　みたいな祈りしか感じ取れない。
その結城は運命を選ぶ気まんまんだし（でも余命には勝てないんだろうけれど）しっかり破壊行為もしてるけど、賀来はほんと、全然、この「破壊か祈りか」の文脈に合うような、「祈りか」というフレーズを託せるような、そういう類の祈りはささげてない。祈ってない！！！　祈ってないぞこいつ！！！　って今言いたくなりました。（キネ旬のストア誌・ムウの見開き広告をにらみつけながら）
あと、あらすじに「神のいたずらによって生き延びた二人の少年がいた」と書いてあるけど、いたずらにしては、ほんっとにおいたがすぎると思います。（神に向かって）
いたずらはともかく、ＭＷを吸ってなかったとて、多分あんまかわんない気がする。ひところしたりはしないだけで性格はけっこうそのまんま結城と、そのまんま賀来っていうか。