おんぶが遺伝する

おんぶが遺伝する

母と私のことなのですが。
父が突然、「あんたのくるくるパーはお母さんからの遺伝だ」と言い出しました。まあ、多分そうなんだろうなぁとすでに思ってはいたんですけども、突然確信的に言われたので一応「どうして」と聞いてみたのですよ。以下その回答。
私以前、父と二人で夜ごはんを外に食べ行って、その帰りに「おんぶしちゃる」と父に言ったことがあるんですよ。で、父をせおって数メートル歩いたんです。学校でも、夜、友だちに突然「おんぶする」と言い、友だちをおんぶしたりとかしてたんですけど(今思ったんだけどなんでともだちも父も断らないんだろう)、どっちも理由は特に無くて、ただおんぶしようかなぁと漠然と思ったので、おんぶをしたんですよ。

で、まだ父と母が結婚前でラブラブだったころ(←父の言)、母も夜道で突然父に、「あんた、おんぶしちゃる」と言ってきたことがあると。そしてやはり数メートル父をせおって母は歩いたらしいのです。
で、父が母に後日なぜおんぶを…ときいたところ「別におんぶしようと思ったことについて理由はない」と答えたと言うことで、要するに、やっぱ漠然とおんぶしようかなぁって思ったってことなんだろうと思います…。
ゆえに父はくるくるパーが遺伝してる、と思ったらしい。
なんていうかな、思わず納得してしまった…。遺伝なら仕方ないという気持ちになりました。でも今そこで母は「いいんやん?くるくるパーでも別に困らんし!」とポジティブな感じであるので、私もじゃあまあいいかなぁみたいに思っております。

私と母は目元をはじめとして、内面もいろんなところがよく似ているし、ふたりとも本当に「くるくるパー」ではあるのですけれど、私は母ほど読書家でもないし(というか本は殆ど読まない)、母ほど料理もできないし、母ほど責任感もないので、母の方が私よりはしっかり生きているなあという印象です。
しかしそんなしっかり生きてない私について、あるかなきかのいいところを見つけて誉めてくれるので、やっぱり母が好きだなあ。
母と話してると本当に馬も呼吸も合うし、考え方が同じなのでおもしろいです。意見が違ってもまたいっそうおもしろいです。
いうまでもなく母もまた一人の人間なので、私を心から必要だって思ってくれる人間がこの世界にひとりは絶対、ここにいるんだな、という事は心の支えであったりもします。母以外にいないのかって、そりゃほんとの所はわかんなかったりしますし。

いつかかならずお別れする日が来ることについて、考えるといつも私は悲しくなってしまうのですけれど、よすがになるものや、わけてもらったものは私自身がたくさん持っていることが不思議であったりもするのです。
ここに生まれてきたことに、本当にふしぎな縁を感じます。

今日の日記をひとことでまとめると、「マザコン」です。
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