もやーっとした文章を書きたい

なんか具体的な描写なくしても、もやーっと雰囲気で読ませる文が書けるようになりたい。
自分の文のアレなところとして常々あげている、・一文に主語二回事件・語順おかしい事件・近くに似た言葉がでる事件・頭痛が痛い的表現をしてしまう事件・などは、努力と推敲次第ではどうにかなる気がする。
そして・前後の文章がまったく繋がってない事件・についても、ものすっっっごく頑張ればいつかどうにかできるかもしれない気もする。まれに繋がってる時もある。
なんかでも、このもやーっと雰囲気で読ませる文章ってどう書けばいいのか見当もつかない。加減がわからない。
書ける人すごいしうらやましいなー。というか「もやーっと雰囲気で読ませる文章」ってどういうニュアンスか伝わってるのかな…。
えっと例えば、具体的に人物達がどこにいるとか、どういう状況とか、そういうことを言わずして、しかし何となく読ませてしまうという文章です。
しかし私のようなものがやってみたら大失敗しそうな匂いがぷんぷんするし、そういう高度なものを書こうとする前に、もっと平時の文章をちゃんとした方がいいというのはわかっています。


「清の事を話すのを忘れていた。――おれが東京へ着いて下宿へも行かず、革鞄を提げたまま、清や帰ったよと飛び込んだら、あら坊っちゃん、よくまあ、早く帰って来て下さったと涙をぽたぽたと落した。おれもあまり嬉しかったから、もう田舎へは行かない、東京で清とうちを持つんだと云った。その後ある人の周旋で街鉄の技手になった。月給は二十五円で、家賃は六円だ。清は玄関付きの家でなくっても至極満足の様子であったが気の毒な事に今年の二月肺炎に罹って死んでしまった。死ぬ前日おれを呼んで坊っちゃん後生だから清が死んだら、坊っちゃんのお寺へ埋めて下さい。お墓のなかで坊っちゃんの来るのを楽しみに待っておりますと云った。だから清の墓は小日向の養源寺にある。」
というような、見事に前後が整合性をもって、最高にすばらしく繋がった文章を読みながら、日々、どうやったら前後の文章が繋がるのか悩んでいるところでごわす。
いやこんな名文ひっぱってくるなよという話なんですが。
「お墓のなかで坊っちゃんが来るのを楽しみに待っておりますと云った。だから清の墓は小日向の養源寺にある」って、私には長恨歌の結句と同じくらい泣ける…。というかその前の清の台詞からしてもう泣けて泣けて仕方がないところに、ぼっちゃんのこれだよ。
「だから清の墓は小日向の養源寺にある」だよ。

ぶっ、文豪はすごいよ(泣きながら)

で、ほんと、どうやったら前後の文章がつながるの? みんなどうやってつなげてるの?
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