咳をしてももう一人

イギリス人えらぶ！　気が滅入る陰鬱な映画３０本が公開されていたですね
映画、特に洋画はほぼ見ないので、見たことあるのは３本だけだった


１位のレクイエム・フォー・ドリームと、１７位火垂るの墓、２５位のカッコーの巣の上で

こんだけだー。
１位はともかく、ほたるとカッコーは気が滅入るとか陰鬱になるとかそういう言葉では断じがたいのだけど…
カッコーの巣の上で、好きだぜ…

私史上最高鬱映画はなんだろう、「ダーウィンの悪夢」だろうか、いや「ルワンダの涙」か…とかいろいろ思いつつ、ランキング眺めていたら
ルワンダ虐殺関係のホテル・ルワンダがランクインしていた…
事件自体が考えるだけで陰鬱になるよね…たしかに…
ホテル・ルワンダは見たこと無いので調べたら、日本公開にあたって一悶着あったみたいだけど、町山さんとかが呼びかけて、公開をもとめる署名活動してたらしい
町山さんの映画愛はすごいのう…　ほんと舌鋒鋭いだけじゃないぜ…


やっぱ考えてみると、アフリカ実録系（ルワンダの涙は実録じゃないけど）は総じて鬱入るなあ…
おのれの無力に鬱が入る
個人的には１位のレクイエム・フォー・ドリームより全然鬱…
なんだろうだって、薬物に関しては絶対手を出さないです。どこでうってるかもしりません。孤独には今向き合う準備をしています（うまくいくかはわからないけど）と言えるから、そしえ何よりフィクション映画だから、うんうんって最後は納得できる。
でもルワンダの涙は事実をもとにした映画だ。それだけで鬱度はんぱない。もうほんとに陰惨なシーンの連続で、そこもかなりああああってなるんだけど、でもやっぱり私がもっとも鬱になったのは、最後、主人公が選択を迫られるシーンだ

あの、トラックに乗るか乗らないかというところが最高に鬱になる。
あの神父様みたいに神の愛を感じてそこに残ることが出来るか。と言われたら答えはノーだよ。私は残ると約束まではしないだろう。でも主人公みたいに、残るよと約束してしまっても、私は主人公と同じでその約束をきっと破る。
ああ、ものすごく憂鬱。
あと、ルワンダの涙は最後のスタッフロールが胸にグサグサ刺さる
つくったスタッフの多くも、虐殺で家族をうしなっているんですよね…
ああ…

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南北格差ってどうすればいいのか…みたいなことでもあるし、
ルワンダ虐殺に現れてる民族間のあれだって、そもそもその民族ってアフリカでは北（つーかヨーロッパ）がおしつけた概念ではないのか…
アフリカをとりまく様々なアレに頭がアレですほんと
しかしその北のなれのはてがレクイエム・フォー・ドリームかと思うと結局…